必要だったもの①
こなつが3歳過ぎたあたりから、癇癪からのパニックが始まった。
家でも外出先でも関係なく、突然スイッチが入って、大泣きと自身を否定する言葉、私(母)への暴力が長時間続くようになった。
このときの私の対応は
・「あっちで待ってるね」と声をかけて距離をとる(近くにいると叩かれるから)
・叩かれたら「痛い」と伝える → 本人もダメだとは分かっているので、躊躇する感じで力は弱くなる
・ひたすら待つ。外出先だと周りに白い目で見られてツラいが、とにかくひたすら耐える。(どんなに鍛えても強靭なメンタルにはならないのがつらい・・)
パニックは、家にいる時ならまだマシだけど、これが保育園の帰り道だと最悪で。仕事でHP 0に近い状態で余裕もないし、周りの目も気になるし、とにかく苛立っていた。1ヶ月ほどこんな毎日が続いて、ここには書けないくらいドス黒いことばかり考えるようになった。
とある日、いつものように保育園の帰り道で癇癪とパニックが始まった。いつも通り声をかけ、少し距離をとってパニックがおさまるのを待っていた。
30分くらいたった頃かな・・・
通りすがりの方にお叱りを受けるという、初めての経験をした。
通りすがりの方「ちょっと、いい加減にしてくれない?みんな迷惑してるわよ。」
私「申し訳ありません」(勝手に皆代表しちゃう方ですか・・勘弁してー)
こなつ (パニック中)
通りすがりの方「放置するのが教育と思っているかもしれないけど・・(なんたらかんたら)」
これ聞いた時は、さすがにカチーンよ!騒いでいることについては悪いと思うけど、私が好き好んでこんな対応してると思ってるわけ?!薄っぺらなアドバイスとかいらなから!などと荒ぶる気持ちを抑えて、「騒いでいることは申し訳ないのですが、どうしようもないんです。」と伝えた。
そうしたらなんと、
こなつが泣き止んで私の元へ!!!
通りすがりの方・私 (え?!)
「・・大丈夫になったようなので、失礼いたします」と言って、こなつを抱き上げ、
その場から逃げた。
長いので②へつづく